フォッソンブローネ ~ルネッサンス期の栄華を今に伝える街~


フォッソンブローネはメタウロ川の中流域に位置し、平野部には近代的な町が広がり、丘陵部の斜面には古い町並みが残っています。 

モンテフェルトロ公フェデリーコは田舎暮らしを好み、1444年に彼の領地となってから町はとても栄えました。

現在でもメタウロ川沿いの渓谷の産業の中心地です。


農業に関する法律を執行するために派遣されたローマ人の役人「カイオ・センプロニオ・グラッコ」の名前に市名が由来していると言われています。

おもな見どころ


【ガリバルディ通り】Corso Garibaldi
司教邸 Palazzo Vescovile、スタウレンギ家の館 Palazzo Staurenghi、市役所 Palazzo Comunale と 旧質屋の建物 Palazzo dei Cattabeni (又はMonte di Pietà)は、ルネッサンス時代の建物。


【バッサ宮廷】Corte Bassa
ウルビーノ公爵たちの別荘であった16世紀の建築物。


【公爵の館】Palazzo Ducale
アルバーニ通りにある15世紀の館、別名 「赤い宮廷」 Corte Rossa は、芸術家フランチェスコ・ディ・ジョルジョ・マルティーニとジローラモ・ジェンガの設計。


【大聖堂】Cattedrale
マッツィーニ広場にある18世紀の新古典主義様式の教会。


【コルテ・アルタ】Corte Alta
町の高台にそびえるもうひとつの貴族の館。

13世紀に建立された建物を、1466年~1470年にフランチェスコ・ディ・ジョルジョ・マルティーニとジローラモ・ジェンガによって拡張されました。


【その他】
街の最上部に残る城壁の中には、13世紀~15世紀にかけて造られたマラテスタ要塞 Rocca Malatestiana の遺跡が見られます。

又、フラミニア街道をウルビーノ方面に向かう途中の1500年代の建物ペルガミーノ邸 Palazzo Pergamino も一見の価値があります。

美術館&博物館


【チェサリーニ美術館】Quadreria Cesarini
ペルガミーノ邸内。 チェサリーニ・コレクションがあり、近代絵画と現代絵画の重要な作品が鑑賞できます。


【ヴェルナレッチ市立博物館】Museo Civico “A. Vernarecci”
原始時代や先史時代、ローマ時代の遺物の出土品が保存されています。

フォッソンブローネ周辺の住居地や古い墓から出土されたピチェーナ文明(ローマ時代以前にすでに文明を築いていたとされる“ピチェーニ族”の文明)に関連する遺物は非常に貴重。

フォッソンブローネの周辺


【フォールム・センプロニイ】Forum Sempronii
この考古学庭園には、古代ローマ人がこの周辺に築いた街の遺跡や、ローマ人の使っていた浴場の跡があります。


【フルロ峡谷自然保護区】Riserva Naturale Gola del Furlo
フルロ峡谷とパガノッチョ山によって構成される自然保護区。 気軽なハイキングやキャンプなどが楽しめます。

そばを通るフラミニア街道沿いには、古代ローマ人が掘ったトンネルが残っており非常に興味深いものです。

カルチャー&グルメイベント


3月 ビアンケット種トリュフの市

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